インフルエンザの知識とインフルエンザへの対処の索引

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インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンは接種してますか?

インフルエンザの予防にワクチン接種は有効なのでしょうか?
理論的には、インフルエンザのワクチンは、
予防接種と言いながら、予防ではありません。
感染したときに症状が軽い、これが原則です。

でも、インフルエンザワクチンの接種により、
インフルエンザによる重篤な合併症や死亡を予防し、
健康被害を最小限にとどめることが期待されています。

ワクチンの効果は、年齢、本人の体調、
なによりもそのシーズンのインフルエンザの流行株と
ワクチンに含まれている株の抗原性の一致状況によって変わります。

これは毎年予測するんですが、
完璧に当たることは滅多にないですね。

それでも、少しずれたぐらいならある程度の効果が期待できますから
接種はお勧めです。


日本における研究では、65歳以上の健常な高齢者については、
約45%の発病を阻止し、約80%の死亡を阻止する効果があった
という報告があります。

小児については、1歳以上で6歳未満の幼児では発病を阻止する効果は
約20〜30%で、1歳未満の乳児では対象症例数が少なく、
効果は明らかでなかったという報告があります。

ワクチンには2回接種と1回接種(中学生以上は1回でもよい)があり、
2回接種する場合は2回目は1回目から1〜4週間あけて接種します。

流行期間が12〜3月ですから、11月中旬頃までには
接種を終えておくとより効果的でしょう。

また、流行してからの接種は、
抗体価が十分上がる前に感染する危険性がありますが、
抗体価が上昇していれば症状が軽くなりますので、
12月以降でも、2月でも、チャンスがあれば受けておいてください。

他の風邪で発熱中などは接種はできませんので、
状態が悪いときは事前に問い合わせてくださいね。


インフルエンザのお話

インフルエンザがようやく?流行し始めましたね。
(2007年2月上旬に書いています。)

それにしても今年(2006年から2007年にかけての冬)はインフルエンザが流行りませんでした。

毎年年末くらいからインフルエンザが猛威をふるって学級閉鎖相次ぐなどの大騒ぎになるのですが、

2006年12月中はノロウイルスの話は聞いてもインフルエンザが見つかった話はとんと聞きませんでした。


1月中旬ごろから代わりに話題になり始めたのが鳥インフルエンザのニワトリへの感染です。

そのまんま東氏が知事に当選した宮崎県に続いて岡山県でも養鶏場で鳥インフルエンザが確認されました。



このインフルエンザは今のところ人間にはほぼ感染しませんし、

感染しても鳥から人への感染であり、人から人への感染は確認はされていないことから、

パニックになるような事態にはなっていませんが、

医療関係者の間ではひそかに来るべき事態への対策が検討されています。



Natureという科学雑誌があります。

この2005年5月26日号の中に、もしも鳥インフルエンザの人への感染変異株が

世界的に流行したらどうなるかという考察があります。



流行を覚えている人はもはやほとんどいない1918年のインフルエンザの世界的流行では

4000万人から5000万人が命を落としたと推測されています。



現在、もしもこの鳥インフルエンザが世界的に流行した場合、

感染者は全人口の25%、17億人ほどに上ると考えられ、

これまでの経緯からすると、タミフルなどの特効薬を使わなければ

8500万人から1億7000万人程度が鳥インフルエンザで命を落とす可能性があります。



鳥インフルエンザに有効なワクチンはまだ、ありません。

有効性の確実なタミフルの備蓄はまだ予想される感染者数のごく一部にしかなりませんし、

医療関係者や学校などの公共施設従事者への予防的投与まで考えるとまったく足りないのです。



と、ここでおそろしいことばかりを書いていてもしょうがないのですが、

今年は静かに鳴りを潜めているインフルエンザですが

恐ろしい病気であることには違いがありません。



ここではインフルエンザに関していくつかの知識をまとめてみましたので

この病気について知りたいときの参考にしていただければ嬉しいです。

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