インフルエンザの知識とインフルエンザへの対処の索引

インフルエンザの記事の索引です。

インフルエンザの記事に関して索引リンクのページです。
どうぞ参照してご利用ください。

インフルエンザと熱性けいれん
インフルエンザに限らず、小児が高熱を発したときに起こす一過性の痙攣について書いてみました。
インフルエンザ予防接種、今からでもするべきでしょうか?もうすぐ2月下旬だけど。
インフルエンザの予防接種の意義と、その年の流行の方を知る方法について書いてみました。
インフルエンザの特効薬タミフルと異常行動の関連性の話ー追記ー
インフルエンザの治療薬タミフルと異常行動について、私なりの視点からの続報です。
インフルエンザの特効薬のタミフルが原因なのか?
タミフルが本当に異常行動を引き起こすのか?さまざまなメディアで問題視されているのですが、実態はどうなのか考えてみました。
インフルエンザの院内感染は防げないのか?
インフルエンザの院内感染での死亡例が毎年いくつかの老人病院や老人ホームで問題となります。お年よりはこの病気に対して非常に弱いのです。
インフルエンザの解熱剤、乳児用の別名
インフルエンザに限らず、小児用の解熱剤の説明です。気になったときに見ていただければうれしいです。
インフルエンザで病院からもらう薬、解熱剤について
そのままですね。強力な解熱剤は避けるべき理由などについて書いてみました。
インフルエンザ予防接種は乳幼児に効果的か?
疫学的な検討から、1歳半以下の乳児にもインフルエンザの予防接種は意味が有るという結論でした。
インフルエンザと病気の保険
保険について。
インフルエンザの予防法
インフルエンザは感染症ですから、いかにしてうつらないようにするかがもっとも大事なポイントです。身近な人からだけでなく、電車や人込みも注意が必要ですね。
インフルエンザワクチンの注意点
日本ではワクチンと言うと身構える人が多いのですが、ワクチンで起こる万が一の副作用の危険性とインフルエンザが重症化して悲惨な結果に至る危険性を比較すると、ワクチンを打つ方がはるかに安全なのですが。
インフルエンザワクチン
インフルエンザワクチンとはどういうものなのか、どうして当たるとか当たらないとかの問題が起こるのか。
インフルエンザの治療、家庭でできること
他の風邪と同様に安静と栄養が基本ですが、高熱と身体の痛みがインフルエンザの問題ですね。
インフルエンザと解熱剤・・・インフルエンザ脳症について
この特殊な病態は自らの体が過剰に反応するためだと考えられています。
インフルエンザの特効薬と異常行動について
このブログではいくつか記事を書いています。コメントで議論となったりもしました。
インフルエンザの治療薬
基本的な知識としておさえておいてください。
インフルエンザの症状が出たら?
あわてないで、でも、様子を見ることなく迅速に的確に対応することが最も大切です。
インフルエンザはどんな病気なの?
敵のことを知ることで勝負には勝てますから。
インフルエンザのお話
このブログ全体のイントロダクション的なお話です。最初に目を通してください。

いろいろもりだくさんですから、
興味のある記事から読んで見てくださいね。

。。。。

インフルエンザと熱性けいれん

インフルエンザと熱性けいれんといえば
切っても切れない関係ですね。(^-^;

熱性けいれんというのは38℃以上の高熱の発熱に伴って
起こったけいれん発作の事を指します。
ただし、中枢神経系の感染症で起こったものは除きます。

平均すると38.7℃ということなので
かなり高熱で発症すると思ってもらえばいいです。

インフルエンザに限らず、いわゆる風邪症状で、
高熱になったときに起こるものです。



およそ60%は2歳までに発症しますし、
4〜5歳までに大部分が発症するとされていますが、

6歳ぐらいでもときどき見ることがありますので、
教科書的なことで心配しすぎる必要はありません。

頭の固いというか、経験の少ない若い小児科医は
6歳の子が熱性けいれんを起こすと
「てんかん持ちの可能性があるから
 脳波検査をしたほうがいいです。」
と、したり顔で言うことがありますが、
真に受けておろおろしないでくださいね。

子供を育てたこともない新米の医者は
教科書に書いてあることしか知りませんから・・・。

おっと、脱線しました。(笑)


で、熱性けいれんの原因ですが、
まだ正確にはわかっていません。

両親の既往歴からいくと、熱性けいれんの経験者の子供は、
熱性けいれんを起こす確率は明らかに高いようです。
ということでなんらかの遺伝要因はあるようですね。


しかし熱性けいれんの大部分は一過性で、
何の後遺症も残りません。
熱性けいれんを起こした子供はIQが低い、
という報告があるようですが、

少なくとも国立の医学部を出る程度のIQの人で
熱性けいれんの経験者はたくさんいますから(笑)、
その程度でよければ心配しすぎないことです。

・・・超天才児の保証じゃないのね、(/ー ̄;)シクシク。

なんて悩みは知りません。(^-^;



原因が不明ですからなんともいえないのですが、
4回以上反復するようであれば
ちょっと注意が必要です。

この場合は、教科書的には「脳波検査」を勧めます。
てんかんが埋もれている可能性があるからです。

最後の熱性けいれんから14日以上たってから
脳波検査を受けてください。
その点においても、小児科の先生は決めておいた方がいいでしょう。


って怖い話ばかり書きましたね。
すみません。


熱性けいれんの大部分は5分から15分で終わります。

白目を剥いて硬直するから親は大慌てですが、
小学校に上がる前の幼児で風邪症状があって高熱の時には
ときとして起こることだと思っていてください。

何より親はあわてないことです。
そして病院に連れて行って
抗けいれん剤を処方してもらいましょう。

ジアゼパムという薬の座薬を処方されることが多いです。
病院に連れて行ったときにはたいてい、良くなってますから、
次に症状が出そうになったときの準備ですね。

視点が硬直して頸のあたりが硬くなってきたら
入れてあげましょう。
発症してからでもすぐ入れてあげれば5分ぐらいで落ち着きます。

ともかく、小さな子が高熱を出せばよくあることです。
心配しないで、落ち着いて。(^ー^)ノ

インフルエンザ予防接種、今からでもするべきでしょうか?もうすぐ2月下旬だけど。

インフルエンザ予防接種、今からでもするべきでしょうか?
そう聞かれました。

今は2月下旬にはいろうとするところ、平年どおりで考えると、
ご利益はもはやあまり無いのですが、ゼロではないです。。。

インフルエンザ予防接種は、免疫グロブリンGと言うタイプの
免疫抗体がインフルエンザワクチンに対してできます。
インフルエンザ予防接種後、十分な量のそれができるのに
およそ2週間かかります。

そうすると、2月下旬に予防接種を受ければ
効果が出てくるのは3月5日過ぎですね。
例年そのあたりに最後の寒波が来て、
お彼岸の中日である春分の日のころまでにようやく暖かくなる。

と言う経過なので、
最後の2週間のために効果があるのはあるのですが、
費用対効果のほどはなんとも申せません。


逆にこの時期であれば、この冬に向けて作成されたワクチンが
今年流行した型に対して効果的であったかどうかの
情報がそろそろ出てくるはずです。


探してみましょう。
「インフルエンザ+流行の型」
でGoogle検索をしてみたところ、こんなのがありました。

東京都福祉保健局健康安全室感染症対策課

記事にはこう書いてあります。

***************
平成17年2月18日
福祉保健局

 都内のインフルエンザ定点※からの第6週(2月7日から13日)の患者報告数が、1定点医療機関当たり38.23人となったため、インフルエンザの予防対策をさらに徹底するよう注意を喚起する「流行発生警報」※を発令します。
都内の患者発生状況

 今年は、流行の立ち上がりが例年に比べ遅かったものの、最近、急激に拡大しています。報告された患者からは、シーズン当初はA香港型ウイルスが検出され、現在はB型ウイルスが多く検出されています。
***************

そしてページの最後にはこう書いてありました。

***************
予防接種が済んでいない方は是非接種をしましょう。

 インフルエンザワクチンの予防接種は、発病または重症化を防止する効果がありますが、その効果が現れるまでに通常約2週間程度かかります。
 今季の予防接種ワクチンは流行の型に近いため、効果が期待できます。
***************

なるほど、今年は立ち上がりが遅かった分、
これからももう一騒ぎの可能性はあるのですね。

受験だとか大事な仕事などがあるのであれば、
転ばぬ先の杖、今月いっぱいは
インフルエンザ予防接種する意味がありそうです。



怖がらないで打ちましょうかね。。。

インフルエンザの特効薬タミフルと異常行動の関連性の話ー追記ー

一つ前の記事に関して、若い方やおそらく同年代の方から
複数のご意見をいただきました。

コメントに返信を書いたのですが、
長くなるのと、意見として言わせていただきたいので
追記の記事としました。


みなさん、いろいろ意見ありがとうございます。
直接のお知り合いの方からもご意見いただけてびっくりしました。

この事件そのものは大変残念です。

14歳と言う若い命が失われたこと、
ご本人も、遺族や友達の方の気持ちも
考えるだけで悲しくなります。
亡くなった方のご冥福は本当にお祈りしたいと思います。

私の子供も高校2年生と中学3年生です。
他人事ではありません。



でもですね、

私が言いたいのは、タミフルが悪いと言うことではありません。
タミフルは鳥インフルエンザの大流行の危険を目の前にして、
人類を救ってくれる画期的な薬だと思います。

良くぞ今、この世界に現れてくれたと感謝しています。

タミフルそのものは悪くないと思うのです。
どんな薬にも副作用はあります。

しかし副作用がある可能性があるのなら、
「関連性がはっきりしない」
として逃げるのではなく、
実際に検討するべきだということです。

関連性ははっきりしないが、
そういう事例は報告されている、
検討して結論が出るまではみなさん、
注意して使ってください。

そういうコメントを出すべきだと思うのです。

その上で「ある確率で異常行動が起こる」のかどうか
はっきりさせて、
その年代の子に服用させるときには監視を怠らないことを
使用上の注意に明記するのです。

タミフルは日本でのみ、圧倒的な勢いで消費されています。
ほとんどの薬がアメリカで大規模臨床検査を受けるのですが、
この薬に限っては日本での使用が、
特に小児科領域においては先行しています。

ですから、タミフルの副作用が明らかになるとすれば、
日本での治験を大事にすることが最速の方法なのです。


私のスタンスは、よく読んでいただければわかると思いますが、
タミフルは大事な薬だと思いますし、
自分の子供がインフルエンザだと診断されればすぐに飲ませます。

ただし、目を離すことは断じてありません。


これは私の勝手な推測なのですが、私が思うのは、
タミフルの代謝経路の問題かなにか、
特殊な状況が10代の患者さんで、
ある遺伝子背景を持つ人に起こっているのではないか
と言うことです。


具体的なたとえ話で言うと、
アルコールに弱い人と言うのがいますよね。
日本人には多いのですが、
アルコールを分解するための酵素が一部、
遺伝子配列の変異で欠けているのです。

そういう人がお酒を飲むと、
ビールをコップいっぱいでも
ひっくり返って酩酊してしまいます。

それと同じことが、
タミフルでも起こりうるということ
それが原因ではないか?
調べればわかるのではないか?

ということを言いたいのです。


タミフルは人類をインフルエンザから守る上で
とても貴重なありがたい薬です。

それを活用できるかどうかは
われわれ人間の使い方しだい、努力にかかっているのです。

インフルエンザの特効薬のタミフルが原因なのか?

インフルエンザの特効薬のタミフルがやはり異常行動の原因なのか?

またまた中学生が転落死。。。

インフルエンザの特効薬であるタミフルの恐ろしい副作用
(の可能性)に関しては以前にここでも述べた。

インフルエンザの特効薬と異常行動について

この件に関する厚生労働省の見解は「関連性は無い」である。
しかしまたまたなにか示唆的な事件が報告されている。

************************

<中2少女転落死>マンションから タミフル服用 愛知

2月17日3時8分配信 毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070217-00000017-mai-soci

16日午後0時45分ごろ、愛知県蒲郡市三谷町のマンション敷地内で、
10階に住む同市立中学校2年の少女(14)が倒れているのを
1階に住む女性が見つけ、119番した。

少女は病院に運ばれたが、全身を強く打っており、
外傷性ショックで間もなく死亡が確認された。
県警蒲郡署は10階の通路から転落したとみて調べている。

少女は同日朝、病院でインフルエンザと診断されて薬を処方されたといい、
転落前に治療薬のタミフルを服用した可能性もあるという。

調べや母親によると、少女はこの日、風邪を理由に学校を休んでいた。
母親と病院に行き、インフルエンザと診断されたという。

午前11時前に母親が仕事に出かけた後は1人だった。
マンション通路には高さ約1.3メートルのさくがあった。
靴は履いていなかったという。


遺書などは見つかっておらず、両親は
「自殺するような理由は思い当たらない」
と話している。

少女が通う中学校も「いじめなどのトラブルは把握していない」としている。
発見者の女性は
「居間でドンという大きな音を聞いて外に出てみると、女の子が倒れていた」
と話した。

タミフルの服用を巡っては、飲んだ子供がマンションから飛び降りたり、
トラックに飛び込んで死亡するなど異常行動をとることが指摘されているが、
因果関係は不明。【加藤隆寛、加藤潔】


*******************

この事件にしても、ちょっと即決はできないのだが、
どうも、関連性が無いとして片付けるには事故が多すぎるのではないか?

あくまでも後追いであり、大規模な臨床試験がなされているわけではない。
(小学生や中学生を対象に薬剤試験は通常、行い得ない。)

しかし、タミフルはインフルエンザの特効薬であり、
おそらく確実に訪れる鳥インフルエンザの世界的大流行のときに
必ず、無くてはならない薬剤である。

副作用があったからといって使わないで済ますべき薬ではない。
であるから、口を濁す、あるいはうやむやにするのではなく、
徹底的に臨床検査をしてはどうだろうか?

国を挙げてボランティアの中学生を募るのである。
もちろん、服用に際しては危険の無い状態の監視下に置く。
10000人ぐらいに服用してもらえば、
本当に異常があるのかどうかはわかるはずである。


タミフルが仮に中学生ぐらいの子に幻覚や異常行動を起こすことが
露見したとしても、薬の価値はなんら落ちることは無い。

そのときはそれに対応した行動を
周囲がとっておくことで対処は可能であるのだから。


厚生労働省さん、どうでしょうか?
不安なままでうやむやにするより、徹底解明するのが
国民のための行政と言うものではないでしょうか???

インフルエンザの院内感染は防げないのか?

インフルエンザの院内感染で看護師5人、患者16人が感染して、
このうち二人が死亡したことが報告されました。

病院側の判断ではインフルエンザが原因ではなくて、
もともとのその患者さんの疾患が悪化したとの判断ですが、
詳細はカルテなどを見ないとわからないでしょうね。

ニュースは以下の通りです。

インフルエンザ院内感染で2人死亡…慈恵医大青戸病院

2月14日10時29分配信 読売新聞

東京慈恵会医科大学付属青戸病院(東京都葛飾区)内で1月中旬から、
患者と看護師計21人がインフルエンザに感染し、
患者2人が死亡していたことが13日、分かった。

 死亡した患者1人については、院内の感染対策指針で
推奨されている治療薬の予防投与が行われていなかった。

 同病院によると、院内で感染が広がり始めたのは1月17日。
今月6日までに、3病棟で患者16人、看護師5人が感染した。

 同病院の感染対策指針は、感染が確認された場合、
「同室患者については(特にハイリスク患者については)
抗インフルエンザ薬投与を考慮する」としている。

しかし、1月31日に発症が確認され、
今月2日に死亡した86歳の男性患者については、
同室の患者の感染が確認された後も
抗インフルエンザ薬は予防投与されなかった。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070214-00000401-yom-soci


さて、このようなニュースが報道されると
なぜ決まりを守らないんだ!
と、声高に医療側を攻撃するケースが多いのですが、

これ、ほんとになんとも、一方的には判定できないのです。

タミフルは非常に効果的なインフルエンザ薬ですが、
最近の薬でもあり、基本的には腎臓で排泄されるので、
腎不全などの状況にある人に投与するのは
医師の判断によります。

今回なくなった方はすでにさまざまな薬剤を投与されていた方で、
これ以上薬剤の負荷をかけることが腎臓や心臓に危険だと
医師が判断すれば投与されません。

「薬の有効性が危険性を上回ると判断する場合のみ
 投与する」

と言う判断ですが、これはケースバイケースで一律には決められないのです。


これだけインフルエンザに対してみんなが神経質な国で、
抗インフルエンザ薬の投与はむしろ積極的に行われています。

その中であえて投与しなかったと言うのは
おそらく、今回は
投与しない方が良いだろうとの判断で投与されなかったのだ、

・・・・と、思うのですが。

真実はわかりませんが、私はこれに対して
いいとか悪いとか一方的なコメントはようしません。

歯切れ悪くてすみません。
情報の開示を待って判定されるべき出来事だと思います。



このことに触れているブログによっては

「どうして決められたことが守れないのだ
 金が惜しいのか」

などと書いている方もいらっしゃいますが、
勘違いなコメントだと思いますよ。

人間の身体や病気はパソコンのプログラムじゃないのです。
決められたことを守るだけの医療であれば、
むしろ恐ろしくて、そんな医療機関にはかかりたくありません。

お金が惜しいのか?
これもおおいなる勘違いです。
お金払うのは患者さんと国と雇用主です。

なるべくお金がかからない医療にしたい、
おそらく98%の医療従事者はそう思って働いていますよ。

インフルエンザの解熱剤、乳児用の別名

インフルエンザの解熱剤の追加情報です。

インフルエンザ、あるいはインフルエンザ疑いの
乳児・幼児用に処方される薬で、

「アセトアミノフェン」

だけが安心して使える薬であることを述べました。

インフルエンザでもらう薬、解熱剤について

ですが、商品名はいろいろ違うのです。
アセトアミノフェンという名前は商品名ではないですね。
おそらく特許の関係?で、つけると高くなるのだと思います。

実際のところは、以下の4つが有名です。

アセトアミノフェンの顆粒としては

1)ピリナジン
アセトアミノフェンの粉末で、苦味があります。
これには甘い成分などを入れていないのですが、
その分、投与量は少なくてすみますので、
甘い食べ物と混ぜ合わせるなどして飲ませてください。

2)カロナール
アセトアミノフェン顆粒に甘みの成分がコーティングしてあります。
ですから最初は甘いのですが、やがて苦くなります。
甘いのだと思ってなめまわす子にはかえってショックな薬かもしれませんね(笑)。
でも、薬は苦いんだ、でも我慢して飲むんだ、
そう理解して飲む子にしてみれば天の助けの甘みかもしれません。



続いて、座剤、いわゆる座薬ですね。
これはお尻から入れるものですが、
名前としては以下の二つがあります。

3)アンヒバ
薬の量に応じて3種類ありますが、
薬そのものの大きさは同じです。
兄弟二人に使う場合は上の子と下の子で間違えないように
注意して使ってくださいね。

1歳未満の赤ちゃんに使うときは一番容量が少ないものです。

4)アルピニー
これもアンヒバと同じに3種類の容量があります。
座剤の大きさはこれまた同じなので、注意して使ってください。

飲むのに比べれば座剤は非常によく効くのですが、
それは裏を返せば、副作用が出る場合も強く出るということです。

医者の処方や決められた量、投与間隔は
厳密に守ってくださいね。

何か起こったら訴えればいいなんて思わないで、
何も起こさないように赤ちゃんへの薬剤投与は親が細心の注意を払ってあげてください。


おまけ)座剤の入れ方

座剤は入れる前にオリーブオイルや水で少しぬらして、
ちゃんと角度を考えて入れてあげてください。

汚いものに触るのが苦手な人は無理やり妙な角度でねじ込んだりしますが、赤ちゃんはそれ、めちゃくちゃ痛いです。

お母さんが入れるとすごく痛そうにする場合は
お父さんにタッチ交代してみてください。
座薬を入れるのは女性よりも男性が上手だったりします。

理由はなんとなくわかりますよね?(笑)

座剤を入れた後は、1〜2分は肛門を
ティッシュで押さえてあげてください。

入れた直後には浣腸と同じで赤ちゃんは
うんこしたくなるものです。

すぐに出ちゃったら再挿入ですね、
大体2〜3分以内で出ちゃったなら再挿入、
10分超えたら吸収されているので入れなくていいです。

5分〜10分ぐらいで出た場合は、微妙です。
1時間ぐらい様子を見てください。

十分な量が吸収されていれば、
15分から30分で解熱効果が出てきます。

下がらない場合は、再挿入を考えてください。

インフルエンザで病院からもらう薬、解熱剤について

インフルエンザで病院からもらう薬、とくに解熱剤についてのコメントです。

インフルエンザは症状が出ると短期間で高熱が出ます。
39度から40度に一気に出ることも珍しくありません。

これはインフルエンザそのものによる感染症状、
というよりは、身体がインフルエンザをやっつけるための
防御反応が中心だと思っていてください。


ですから、この高熱は、体力が許すのであれば
甘んじて受けて、氷枕や氷嚢だけでしのぐのが理想的です。

ですが、体力のない乳幼児や病人の場合、
高熱が一気に身体の予備能を奪うことがあります。
こうなると治るものも治りませんので、
解熱剤による手伝いも考えなくてはなりません。


現在、病院に行くと解熱剤をもらいますが、
ボルタレンやポンタールといった解熱剤は
インフルエンザの時には禁忌です。

もちろん、効果的で役に立つ、
症状が消えて楽になる場合が多いのですが、
まれにひどい副作用に苦しむことになります。

特に乳幼児の場合に怖いのが
インフルエンザ脳症の誘発です。

インフルエンザと解熱剤・・・インフルエンザ脳症

この病気の本体はまだ完璧に解明されたわけではないのですが、
ボルタレンなどの解熱剤が
よくない作用を及ぼす可能性が示唆されています。

おそらくなんらかの体質上の問題があるはずですが、
運悪くその体質の方がインフルエンザでこれらの解熱剤を使うと、
インフルエンザ脳症になってしまう可能性が示唆されています。

これはなってしまうと、30%の死亡率と言う
恐ろしい病気です。


この病気になる可能性が低い解熱剤として
認められているのがアセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンだけがどうしてインフルエンザ脳症の発症を防ぎうるのか?

そこのところは消炎鎮痛剤の作用機序、
プロスタグランジンの代謝経路に関する話になるので
割愛しますが、

これは幸か不幸か、経験的に裏打ちされている薬なので、
インフルエンザの解熱の剤の、
特に乳幼児や妊婦へ使う場合の他に変えようがない選択です。


2005年ごろまではそこまで言い切れない、
結論もにえきっていなかったのですが(日本では)、
2007年の今となってはアセトアミノフェン以外の選択は
インフルエンザの場合、避けるようにしてください。

アセトアミノフェンは
商品名で言えばカロナール、小児用バファリンなどです。

ですが、子供を見る機会のない科で、
たとえば整形外科などで消炎鎮痛剤といえば
ボルタレンなどが主流ですし、がんがん使います。

医師にアセトアミノフェン意外は駄目と言う自覚が
薄い可能性もあります。

これが手元に余っていたとしても、
熱が出たら使っていいよと医師に言われていたとしても、

自己判断は自己責任で、大人だけにしてください。
(インフルエンザだと思ったら大人であっても受診してね)

断じてお子さんには、使わないようにしてくださいね。

ほとんどの場合は問題ないのですが、
体質が合わない場合のみ、きわめて危険な事態が起こりえます。


アセトアミノフェン、
これ以外は解熱剤は使わないのが子供のインフルエンザ
そのつもりでいてくださいね。

インフルエンザ予防接種は乳幼児に効果的か?

インフルエンザ予防接種は乳幼児に効果的か?

この問題はいつも議論されますが、

4万5千人のデータの検討でひとつの結論が出ています。



インフルエンザワクチンを小さな子に打つのは

親としてはなんだかためらってしまいます。


言っても理屈で理解できない年齢なので、

予防注射すればおお泣きします。

親の言うことも聞かなくなるかもしれません。


でもね、子供のためを思うのであれば

インフルエンザワクチンは受けておいてください。



2006年12月のJAMAのレポートから、

半年から2歳児までにインフルエンザワクチンを打った場合の

効果のほどについてお知らせします。


わしはお前の翻訳は信用せん、自分で英語で原文を読むんじゃ!

という方はこのリンクからどうぞ。

http://jama.ama-assn.org/cgi/content/abstract/296/16/1990



6ヶ月齢から23ヶ月齢の乳幼児への
不活化インフルエンザワクチン投与の効果について

2004年から2005年にかけての冬、
45356人の2歳以下の子供たちに
インフルエンザワクチンが投与された事例について

その後の聞き取り調査などで効果について判定した。

インフルエンザワクチン注射された乳幼児の群では、
上気道感染、喘息、細気管支炎、中耳炎の罹患率は有意に低くなった。

副作用で記録されたのは胃炎、十二指腸炎の発生率が有意に高いことである。
強いものではないが、有意に高かった。この理由に関しては現段階では不明である。

他には特に際立った副作用がないことから、
この年代におけるインフルエンザワクチン接種は有用であると考えられる。



これが概略です。

あっさりしてますけど、そういうことで(笑)。

胃炎に関してはほんと、よくわからないですね。
ひょっとしたらと思うのは心理的なストレスによるもの?

これは他の予防接種でも大規模検査ができれば、
インフルエンザワクチンによるものか、
注射という行為に対する心理的な問題なのかは
明らかになるでしょう。

インフルエンザの症状が出たら?

インフルエンザの症状が出たら、どうすべきでしょうか?

先の記事で述べたように、
普通の風邪のように始まるインフルエンザですが、
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が突然現れます。

症状が出た場合、どう対応すべきかということです。

体力のある人はインフルエンザぐらいなんとかしてやる、
そう思ってがんばるのですが、
それはとんでもなく迷惑です。

インフルエンザは命をなくすこともある
伝染病なのですよ。

自分の身体が頑強だと威張るのではなくて、
家族や同級生、同僚に移さないように
早め早めに受診してください。

ここは自己中心的な人ほど陥りやすい判断ミスです。
インフルエンザはあなたのためにではなく、
他人のためにすぐに治療してください。


もちろん、自分のからだを守ることも大切です。
早めに医療機関を受診して治療を受けましょう。

発熱から24時間以内に受診して診断キットで確認してもらい
適切なタイミングで抗インフルエンザ薬を服用するのが
21世紀のインフルエンザ治療の常識ですよ。

昼間我慢して深夜の救急外来を受診するのではなく、
関節痛があればすぐに受診してください。


また、診断が付けば、基本は安静にして、休養をとりましょう。
特に、睡眠を十分にとることが大切なのは他の風邪と同じです。

水分を十分に補給しましょう。
ポカリスエットなどが有効ですが、水分ならとりあえず何でもいいです。

お茶やスープなど飲みたいもので結構です。

インフルエンザはどんな病気なの?

インフルエンザはどんな病気なの?

(インフルエンザ特有の症状、ふつうの風邪との違い、
 治るまでの期間、インフルエンザの診断法など)

ライノウイルスなどのふつうのかぜの多くは、
のどの痛み、鼻汁、くしゃみや咳などの症状が中心で、
インフルエンザのような全身症状はあまり見られません。

発熱もインフルエンザほど高くなく、
弱っている人でない限り、重症化することはあまりありません。

一方、インフルエンザですが、最初は普通の風邪と同じように、
のどの痛み、鼻汁、咳などの症状も見られます。

ところが困ったことに、
38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛など全身の症状が
突然、まったく突然といっていいほど急に現れます。

もちろん、その前に関節や腰のだるい感じがあるのですが
インフルエンザウイルスの身体での拡がりはほんとうに爆発的です。



インフルエンザは流行性疾患です。
流行性感冒という言い方もしましたね。
英語ではfluです。

中国の鶏や豚を経由して大流行が毎年始まると言われています。
一旦流行が始まると、短期間に多くの人へ感染が広がります。
日本では例年11月〜4月に流行します。

現在では、
A型であるH1N1亜型(一般にA/ソ連型と呼ばれます)と
H3N2亜型(一般にA/香港型と呼ばれます)、
B型の3種類が世界中で共通した流行型となっています。

流行するウイルスの型の数と比率は、
各国地域で、また、その年ごとに異なっています。

どちらも病院で診断できるので、それに対処した対策が可能です。
しかし診断が遅れると特効薬が使えないため、

臨床症状からそれが疑われても、病院側で検査しないことも
多々あるようです。
安い検査ではないので、文句を言う人も多いので。


ということで、インフルエンザには数種類あること、
そして毎年何がはやるかわからないこと、
早く病院に行けば診断できて特効薬が使えること

覚えておいてくださいね。
×

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