タミフル使用制限!10代対象に服用差し控え

タミフル使用制限!

インフルエンザの特効薬であるタミフルの危険性に関して
厚生労働省がようやく手を打ってきました。

発売元の中外製薬に対して、
10歳以上の未成年患者の内服を原則として差し控えるように
と言う緊急安全性情報を出し、
医療機関に配布するように指示を出したそうです。


これまでこのブログでも、
他のブログでも何度もこの話題には触れられていて、

疑わしきは注意情報を出すべきだ、
そういう記事を皆さん書いていた通り、
一般人の感じている不安にようやく重い腰を上げましたね。

3月下旬ではあまりにも遅いけど打ち出さないよりはましかな。

これまた何度も書いているけど、
タミフル自体は来るべき鳥インフルエンザのパンデミックから
人類を救ってくれる素晴らしい薬です。

でも、人間はすべて同じではない、
一人ひとりの遺伝子多型というものがあり、
同じ薬でもそれがどう作用するかは
その人によって大きく異なるのは今や常識です。

その常識にたってみれば、
インフルエンザのシーズン前にこの警告が
もっと軽い形でもいいから出されてしかるべきだった。

何もしないよりはいいけれど。

関連記事はこちらです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070321-00000001-yom-soci

これをきっかけに今後、インフルエンザ治療薬タミフルと
10代の若者の脳の機能や睡眠、意識コントロールとの関連性が
神経薬理学的に解明されることを期待しています。



この記事へのコメント
 確かに異常行動はあったのでしょうが、症例に対して分母はどのくらいなのでしょうか?統計的な有意差は?タミフルとの因果関係は?十代の少年なんて、ただでさえ異常行動(暴力行為や衝動的行動)による致死率が他の世代と比較して極めて高いのは常識です。今回の件は、何でも問題化するマスコミの圧力に厚生省が屈したという所でしょうか。
 服用差し控えではなく、副作用の危険性の説明とそれに対する選択支を与えるべきだったと思います。タミフルが処方されないことによって死に至る可能性のほうが、副作用よりも明らかに多いのですから。
Posted by 疑問 at 2007年03月21日 17:56
タミフルについては多種の副作用 ( 下痢等の軽いものから急性腎不全等、重いものまで ) があるようだが、これだけ問題となりながら、キチンとした調査・報告がなされていない ( 販売元から1千万もの献金を受け取っている調査主任の報告をどう信じろと言うのか? )。

タミフルはインフルエンザの特効薬では無い ( 発症2日以内であれば、症状が消えるのが1日程度早くなる程度 ) し、全世界の消費量の75%が日本というのも、理由がよく分からない。

厚生労働省はキチンと調査し、納得のいく根拠とともに国民に説明すべきだろう。
Posted by 厚生労働省は・・・ at 2007年03月21日 20:09
タミフルと異常行動に関しての調査研究は、これまで発表の根拠となった調査の対象総数や、どういう基準でどういうコントロールをとったかなどの、具体性に乏しかったですね。
その点に関して、1万人規模の臨床検査をして報告します、この態度は評価されるべきだと思います。

マスコミの厚生労働省に対する一方的な決め付けや、攻撃的な取り扱いがあったのも事実ですし、タミフル服用後に異常行動をとって不幸があった方々の関係者の方の意見も、「ともかくタミフル投与はすべての世代に対して禁止すべきだ。」という、マスコミに報道されているものはあまりにも感情的で極端です。
どちらの意見もマスコミが報道するものは極論に過ぎて、真意を伝えていないように思います。
真実を伝えるニュースはあまりセンセーショナルではなくなるので、報道されないか、ゆがめられるかと言うことが多いのでしょうね。
報道されないと言えば以下のようなニュースもあります。日経BPでは報道されていたのですが、実は厚生労働省からは2月28日に、私が行うべきだと思っていた内容にほぼ合致した注意書きが出されていました。
http://medical.nikkeibp.co.jp/leaf/mem/pub/hotnews/int/200702/502582.html
この報告がごく一部のマスコミでしか報道されなかったあたりに、マスコミの恣意的な報道姿勢が現れているように思います。


さて、少年の事故死亡率や、タミフルを投与してインフルエンザを抑えた場合とそうでない場合の救命率の差ですが、これが仮にタミフルを投与した場合の方が救命率が高かったとしてもこれは老人や幼児を対象に見た場合であり、10代の未成年者は投与してもしなくてもたいした差がないのではないかと思うのですが?それなら10代の未成年者に投与するのを回避するのはありだと思います。



また、タミフルはインフルエンザの特効薬ではない、1日発熱を短くするだけだと言うことですが、では、特効薬の定義とはなんでしょうか?
特定の疾患に効果的な薬のことを特効薬と言うのだと思っています。
定義のことを云々してもしょうがないと思いますが、インフルエンザウイルスの増幅を特異的に抑える薬と言う意味では特効薬だと、私は思うのですが。。。

もしも投与した瞬間にぴたりと治る、あら不思議?

と言うものだけが特効薬だとしたら、
それは狭心症に対するニトロだとか、そういう器質的な疾患に対する薬剤しかありえないですね。
感染症に対する特効薬はこの世に存在しないでしょう(笑)。細菌感染に対しての抗生剤はいずれもそんな代物ではありません。そもそもウイルス感染に対する特効薬はヘルペスに対するガンシクロビル、HIVに対する複数の薬剤、そしてこのインフルエンザに対する複数の薬、このぐらいしか存在しません。
前者二つのウイルス感染症に対する薬剤も、ウイルス増殖を抑え込むだけで、「ぴたりと治す」類のものではありませんので、ウイルスに対してもいまだ特効薬は存在しないでしょう。


へりくつですみません。
Posted by 管理人 at 2007年03月24日 02:48
管理人さん、色々と情報を提供して頂き有難うございます。

確かにマスコミの報道には恣意的なものを感じますね。ただ、マスコミは正義でも聖職という様なものでも無く、資本主義の中の一業界・一企業ですから、「罰せられない」「読者が離れない」という範囲でセンセーショナルに騒ぎ立てるのは仕方が無いものと思っています(大嘘は流石に言わないが、感情的な極論やミスリードはやるだろう。という見方です)。

管理人さんが仰っている『特効薬』の定義ですが、たぶん厚生労働省やWHO等でキッチリ定義されている訳ではなく慣用的に使われていて、掲示板等では、不毛な揚げ足取りの喧嘩の元になっている(ある意味)危険な単語ではないかと。

私的には『特効薬』とは、他では治らない病気が治せたり、他でも治せるが、その効果が非常に劇的であるもの。だと思っています。

タミフルについてですが、インフルエンザに対して効果を持つ唯一(に近い)の薬だとは思いますが、効果は「確かにある」といった程度で劇的な効果とは言えないな。と思っています(タミフルを飲むより充分に栄養や水分を取って暖かくして寝る方が効果が高い?のではないかと)。

「インフルエンザの特効薬であるタミフルが足りない!」と騒がれていた時は、上記の『特効薬』としての効果を期待していましたが、自分なりに調べた感じでは『特効薬』と言えるほどの効果は無く、「効果はあるよ。体力の無いお年寄りはインフルエンザかな?と思ったら、すぐに病院にいってタミフル飲んで、安静にしていてね」という、普通の(効果のある)薬だと感じています。

ただ、他に効果のある薬が存在しない現状では備蓄に異論はありませんし、使用中止はすべきではないと思っています(どんな薬にも副作用はありますから、後はどちらが国民の益となるかの判断。耐性を持つ様な事は無いのかな?)。

ちょっと話は変わりますが『厚生労働省』という組織は、国民にとって信用出来る組織では無いと思っています。管轄業界(医師、製薬会社、医療機器メーカー等)との利害関係は大きいのに、本来守るべき一般国民との利害関係はほとんど無いからです。

国民に示す調査・統計等で恣意的な結論を出すのは非常に簡単ですので、本来その様なものは検証可能にしなければならないのですが、その様なものはあまり見かけません(逆に「認定してないだけじゃん」とか「グラフの下を切ってるじゃん」とかいうのは見かけます。まぁその様なものは『厚生労働省』だけではありませんが)。

今回の注意書きも何もしないよりは良いのですが、管理人さんの仰る通り「遅かった」と思います(素早い対応というのは聞いた事が無いのですが)。

今、タミフルは過剰反応とも思える状態になってますが、「お前等、ちゃんと仕事しろ!」という圧力を『厚生労働省』にかけたという点において「あって良い」現象だと思っています。
Posted by 勉強になりますね。 at 2007年03月24日 20:59
丁寧なご意見のコメントどうもありがとうございました。
真剣に書いていただいて大変嬉しいです。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

おっしゃるとおり、インフルエンザもしょせんは風邪症状を引き起こすウイルス感染症ですから、水分補給して寝ていれば基本的には、治りますよね。高熱や関節痛などの強い症状も、がまんして寝ていれば、ふだん健康な人ならやがて治ります。

しかし、風邪でも仕事で休めない立場の方(日本の中年サラリーマンの皆様)のタミフルの使用感、私が個人的に感想を聞く限りでは、使ったときと使わないときの差は劇的なようです。

自分が休めば同僚や上司や部下に大きな負担がかかるし、その後は土日返上にサービス残業や徹夜の自宅残業で遅れを取り返すことになるので、休むわけには行かないというのが日本の中間管理職のサラリーマンの現状です。

そういう38度の熱でも出勤して働いている人にとって、タミフルは劇的といってよいほど症状を抑えてくれる薬、特効薬と言っていいと彼らは実感しています。10人以上の中年男性から直接聞いた感想です。

(こういう現状がウイルス撒き散らしているインフルエンザ感染者に電車通勤させて病気を広めているのも事実ですね。(笑))

ともかく、ゆっくり休んで治すことのできる立場の人は確かに、タミフル飲む必要ないと思います。その人たちにとっては特効薬とはいえないかもしれませんね。苦しく寝てるか楽に寝てるかの差だから。



タミフル服用が小児のインフルエンザ脳症発症予防に効果的かどうかですが、たしかに結論は出ていません。判定しようがないです。可能性があるのに抑えることができた、ということはわかりませんんから、かなり詳細な統計が必要だと思います。

でも、理論的には有効なんじゃないかと思います。インフルエンザ脳症が過剰な免疫反応誘導によるサイトカインストームであろうと、ウイルスそのものの攻撃性であろうと、
このどちらかがメカニズムに関与しているのであれば、ウイルスの増幅が危険因子であることは間違いないと思います。
この場合、適切な内服で感染初期から中期のウイルスの増幅量を減らすことができれば、脳症発症の危険性を下げてもおかしくないと思います。
もちろん、このことは二つの仮説にしたがったときにのみ推測できることで、
脳症のメカニズムがわからないことには結論の出しようがないので、まったく関係ないかもしれないです。

ですが、私は自分の子供が幼児〜小学校4年生ぐらいなら、飲ませます、タミフル。リレンザかもだけど(爆)。



厚生労働省に関しては、というか役所に関しては、無責任の事なかれで済ませようという方が主流だと思いますが、情熱を持って働いている若い方もいます。
そういう方々はわれわれのような在野の人間の無責任なブログ記事を目にして、やる気が失せていく、それもよくわかります。
(役所ではありませんが、私自身も関係ない方からの一方的な思い込みの発言にやる気を無くす職業にいましたから(笑)。)
だから一方的に非難するのはやめようと私、思っています。

まあ、それをいえばマスコミにもきちんと報道しようと燃えている人はいて、一方的に非難すべきではないのが道理ですが、でも、彼らは自らが他人を攻撃したり非難するのを職業としている人たちだから、自らが非難されたり攻撃されるのも織り込み済みかなと。すみません、マスコミの皆様。


ああ、またまた長くなってすみませんでした。

ほんとうにコメントありがとうございました。
Posted by 管理人 at 2007年03月25日 19:00
丁寧な解説、有難うございます。

異なった意見で荒れないというのも珍しいですね(笑)。こちらこそ、よろしくお願い致します。

タミフルは悩ましい薬ですね。作用原理もちょっと勉強して来ました。

確かに重症化も避けられそうですし、原理的に他の型にも効きそうです。自分がインフルエンザにかかったら・・・使いますね。自分の子供がインフルエンザにかかったら・・・・・・・・・決められません(子供は居ませんがm(_ _)m)。

話は変わりますが、自分の会社が無茶苦茶書かれているブログとか掲示板を見ると、確かに気が滅入ります(当たっていると特に)。

ですが、組織の中上層部は『組織の理論』が優先されます。顧客や社会を無視した様な施策を止めさせ、顧客や社会に目を向けさせる為に1000枚提案書を書いても、『組織の為にならない』下からの提案は絶対に通りません。ここを動かせるのは10個の口コミ(悪口?)だったりします。

何を言っても全く動かなかった部長が、掲示板を見せて「部長、このままだとちょっと大変ですよ! どうしましょうか?」と言えば、翌週あたりに何か対策をやっています(大抵ちょっとズレていますが)。

根も葉もない悪口の様なものは気分を悪くするだけですが、顧客の立場でメチャメチャ怒っている掲示板等は、上を動かそうとする時にすごく有り難かったりします。

そういった意味で、多少は文面には注意しながら「何やってんだ!」的な投稿はよくやってます。

ただ、管理人さんの仰る通り、情熱を持ってやっている人のやる気を削いでいる面も否定できませんね。一応、ポリシーと目的を持ってやっているつもりだったのですが・・・・・・うーん、これも悩ましいですね。
Posted by タミフル・・・悩ましいですね。 at 2007年03月26日 23:13
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タミフルとインフルエンザ
Excerpt: タミフルはインフルエンザの特効薬として広く知られていますが、このインフルエンザの特効薬のタミフルが10代には
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Tracked: 2007-03-22 00:30
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