インフルエンザとタミフルとアルプスの少女ハイジ

インフルエンザ特効薬タミフルで起こる異常行動と、
「アルプスの少女ハイジ」について、今回は書いて見ます。

な、なんのこっちゃ(笑)。


突飛なタイトルですが、
よろしければ最後までお付き合いください。


まずはタミフルによる異常行動問題の、現況のおさらいです。

タミフルを服用した16歳以下の患者にみられた異常行動について、
(道路に飛び出す、ビルから飛び降りるなど)
それが致死的な行動であるだけに
これまでに何度かにわたり、因果関係云々を議論する以前に、
それに対してとるべき対処について述べてきました。

インフルエンザの特効薬タミフルと異常行動の関連性の話ー追記ー
インフルエンザの特効薬のタミフルが原因なのか?


厚生労働省の見解は「因果関係は認められない」とのことですが、

責任問題などに発展するのを怖れてそう言っているのか、
それとも統計学的な処理で有為性が認められないからそう言っているのか、

もはやどちらでもいいと思うのです。

ともかく、以下のようなコメントだけでも出してもらえないでしょうか?

「タミフルを小児が服用した場合は異常行動をとったという報告がある。
 現段階では統計学的に有為な因果関係は出ていないが、
 インフルエンザ治療のために
 16歳以下の患者にタミフルを処方する場合は
 異常行動で事故を起こす可能性がないように十分看護すること。」

これがあれば今後の危険は防げると思うのです。

患者さんの遺族からも以下のような要望が出ています。
因果関係を認めろというくだりはお金が絡むので難しいと思うのですが、
社会のために両者が歩み寄ってくれれば、
タミフルによる(かもしれない)異常行動での事故は今後は防げると思うのですが。


<薬害タミフル>脳症被害者らが要望書

2月23日22時30分配信 毎日新聞

インフルエンザ治療薬のタミフルを服用して死亡した
患者の遺族らで作る市民団体「薬害タミフル脳症被害者の会」は
23日、タミフル服用と、
その後の飛び降りなど異常行動との因果関係を認め、
国民に警告すべきだとの要望書を厚生労働省に提出した。
文部科学省にも教育現場でタミフルについて注意喚起するよう申し入れた。

最終更新:2月23日22時30分

毎日新聞

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070223-00000153-mai-soci


さて、それでは本日の記事の後半部分です。
「アルプスの少女ハイジ」
は、少なくとも戦後生まれの日本人なら
ほとんどみんなが知っている物語だと思います。

アルプスの山野でヤギを育てながら
自然と周りの人たちに育まれて成長していく少女ハイジの姿を描いたものです。
(と、こう書くとかたっくるしいですね。
 野沢直子の「アルプス一万尺」でもかけながら読んでください。(爆))

そんな自然っ娘のハイジが、とある理由で都会での暮らしを余儀なくされます。
ハイジはなれない都会にも適応しようと、
自分のすべき勤めを果たそうとがんばるのですが、実際は辛かったのですね。
病気になってしまいました。

夜中に無意識のままにベッドから立ち上がり、
ドアを開けて家の中を歩き回るという症状、
夢遊病(睡眠時遊行症)です。


夢遊病は5〜6歳から14〜15歳の小児に起こる病気で、
原因はわかっていません。
一種の睡眠障害だと考えられています。

睡眠はレム睡眠とノンレム睡眠とに分けられます。
レム睡眠は浅い睡眠です。
眼球が急速に動いているために(REM=Rapid Eye Movement)
このように名付けられました。
このときには夢を見ていますし、すぐに覚醒することができます。

一方、ノンレム睡眠はレム睡眠ではない睡眠ですが、
深い眠りと思ってもらえばいいです。
なかなかすぐには目が覚めません。
子供なんか転がされても寝てます(笑)。

このときには夢はみない、とされています。
すくなくともこのときに活動した脳の記憶は残らないようです。


夢遊病はその深い眠りのときに
起きているかのように行動してしまう病気です。

ベッドから立ち上がる、スリッパを履く、ドアを開けて外に出る、
トイレでもなんでもないところに(床の間などに)行って用を足す。

そういった常識と非常識が入り混じった行動をとるのですが、
本人は何も覚えていませんし、
多くの場合は戻ってきてベッドで休みます。

ところが、時には窓を開けて飛び降りる
といった行動もとってしまうのです。。。


夢遊病と似ていますが、
もっと激しい症状に夜驚症というのがあります。

これが発症するのは2歳から10歳ぐらいと、
夢遊病より幼いのですが、
こちらでは絶叫とともに立ち上がり、走り回ったり、
怖いものから逃れようとする行動をとることがあります。
ともかく、基本的には
こわい、びっくりした、という行動をとります。

これも、本人は何も覚えていませんが、
窓が開いていて小さい子供でも飛び出せる高さなら
飛び出すこともあるでしょう。。。



なんだかすごく似ていませんか?
タミフルを飲んで異常行動で亡くなってしまったお子さんたちの話と。
発症年齢といい、行動様式といい。

夢遊病や夜驚症は大人になると自然に消えていきます。
また、大人は脳が発達していて、
ノンレム睡眠でも働きかけられると
少し時間はかかるものの、それらの働きかけに対処できます。
(おねしょしないのもそのひとつです。)

しかし、脳の発達過程にある小児の未完成の脳の働きでは
大人であれば抑えることのできるはずの抑制機構が未熟であり、
そのために何らかの刺激が与えられれば、
そのまま行動してしまうのです。

意識と無意識をつなぐことのできる非常用の道が、
子供の睡眠中の脳にはまだ発達していない、
と考えてもいいかもしれません。

ここができていないままの刺激が
夢遊病や夜驚症のひとつの原因なわけです。

さて、夜驚症や夢遊病の頻度ですが、
けっこうたくさんの子供が経験していると思います。
夜中に子供部屋に行ったら
わが子がおもちゃ箱の前で正座していた、
だけどぼやーっとしてる、なんてことないですか?

ちょっと脱線しました。
それはうちの子の小さいころでした(笑)。



こうしてみてくると、ひとつの可能性として考えられるのは、
タミフルは、
小児のノンレム睡眠時に刺激を与えるか、
小児の睡眠時の意識と無意識をつなぐ非常口を閉ざすか、
あるいはその両方の作用を持つ可能性があるのではないか
と言うことです。

逆に言えば、
「小児に夢遊病や夜驚症を誘発できる薬である。」
可能性があるように思えます。

人間の小児で行うわけには行きませんが(^^;)、
動物実験でなら大量投与などで確かめることができるのではないでしょうか?


そう考えてみると、
タミフルは単にインフルエンザ治療薬であるだけでなく、
脳神経の信号伝達機構を解明できる鍵を握る薬剤かもしれません。

それならますます、タミフルと小児の脳の機能の関係について、
睡眠障害の研究も組み合わせて進めていくことは
日本にとっても、世界にとってもとても大事なことではないかと思われます。

こういうと被害にあわれた家族の方には申し訳ないのですが、
これにより、未解明の脳の研究が進み、
それらの病気を治療する研究の端緒となりうる薬ではないかとさえ思われます。



厚生労働省さんも、損害賠償の責任に緊張するだけでなく、
前向きな展開でこの問題に対処されてはいかがでしょうか?

タミフル自体はこの時代に良くぞ現れてくれた、という、
救世主のような薬です。
鳥インフルエンザによって起こるであろうパンデミックを
最小限に抑えてくれるものと期待されます。

その点において、この薬の価値は揺るぎがありません。
インフルエンザ治療の上で必須の薬です。

ですから安心して、というか、であるからこそ徹底的に、
製薬会社や厚生労働省が前面に立って
この薬と小児の脳神経伝達機構の研究を進めていくべきだと思います。




ということで、インフルエンザとタミフルとハイジの話でした。

この話は私の勝手な推測であり、
医学的な根拠はまだありませんことをご了承ください。


。。。。。
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