インフルエンザで病院からもらう薬、解熱剤について

インフルエンザで病院からもらう薬、とくに解熱剤についてのコメントです。

インフルエンザは症状が出ると短期間で高熱が出ます。
39度から40度に一気に出ることも珍しくありません。

これはインフルエンザそのものによる感染症状、
というよりは、身体がインフルエンザをやっつけるための
防御反応が中心だと思っていてください。


ですから、この高熱は、体力が許すのであれば
甘んじて受けて、氷枕や氷嚢だけでしのぐのが理想的です。

ですが、体力のない乳幼児や病人の場合、
高熱が一気に身体の予備能を奪うことがあります。
こうなると治るものも治りませんので、
解熱剤による手伝いも考えなくてはなりません。


現在、病院に行くと解熱剤をもらいますが、
ボルタレンやポンタールといった解熱剤は
インフルエンザの時には禁忌です。

もちろん、効果的で役に立つ、
症状が消えて楽になる場合が多いのですが、
まれにひどい副作用に苦しむことになります。

特に乳幼児の場合に怖いのが
インフルエンザ脳症の誘発です。

インフルエンザと解熱剤・・・インフルエンザ脳症

この病気の本体はまだ完璧に解明されたわけではないのですが、
ボルタレンなどの解熱剤が
よくない作用を及ぼす可能性が示唆されています。

おそらくなんらかの体質上の問題があるはずですが、
運悪くその体質の方がインフルエンザでこれらの解熱剤を使うと、
インフルエンザ脳症になってしまう可能性が示唆されています。

これはなってしまうと、30%の死亡率と言う
恐ろしい病気です。


この病気になる可能性が低い解熱剤として
認められているのがアセトアミノフェンです。
アセトアミノフェンだけがどうしてインフルエンザ脳症の発症を防ぎうるのか?

そこのところは消炎鎮痛剤の作用機序、
プロスタグランジンの代謝経路に関する話になるので
割愛しますが、

これは幸か不幸か、経験的に裏打ちされている薬なので、
インフルエンザの解熱の剤の、
特に乳幼児や妊婦へ使う場合の他に変えようがない選択です。


2005年ごろまではそこまで言い切れない、
結論もにえきっていなかったのですが(日本では)、
2007年の今となってはアセトアミノフェン以外の選択は
インフルエンザの場合、避けるようにしてください。

アセトアミノフェンは
商品名で言えばカロナール、小児用バファリンなどです。

ですが、子供を見る機会のない科で、
たとえば整形外科などで消炎鎮痛剤といえば
ボルタレンなどが主流ですし、がんがん使います。

医師にアセトアミノフェン意外は駄目と言う自覚が
薄い可能性もあります。

これが手元に余っていたとしても、
熱が出たら使っていいよと医師に言われていたとしても、

自己判断は自己責任で、大人だけにしてください。
(インフルエンザだと思ったら大人であっても受診してね)

断じてお子さんには、使わないようにしてくださいね。

ほとんどの場合は問題ないのですが、
体質が合わない場合のみ、きわめて危険な事態が起こりえます。


アセトアミノフェン、
これ以外は解熱剤は使わないのが子供のインフルエンザ
そのつもりでいてくださいね。

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Weblog: 医薬品、知らないと怖い医薬品の話!
Tracked: 2007-10-10 10:51
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